2017年11月15日

「あいのり Asian Journey」シーズン1 #3「泥に咲く花」

あいのり Asian Journey 相関図(#1-3-1)

たかが体調を崩してホテル待機になっていた。

たかの体調を心配し、ゆめちんでっぱりんがお見舞いに来た。
ゆめちん「大丈夫?」
でっぱりん「大丈夫?」
たか「すげー寝ていた。微熱が続いている感じ。」

ゆめちん「たかの体調不良の原因に、ゆめのこともあるって思えてきた。罪悪感を感じた。ちゃんとたかと向き合おうと思った。」

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翌日、メンバーは、ドライバーの友人宅へ。陶器づくりを仕事にしている。
メンバーは、手伝いを買って出た。
アスカ裕ちゃんは、陶器を丸くする作業。
アスカ「難しいよ。」
裕ちゃん「そう優しく。優しく。」
アスカ「おじちゃん、どう?」
ドライバーの友人「OK」
アスカ「裕ちゃんがリードしてくれて、少しカッコよく見えた。」

ドライバーの友人が暮らすのは一軒家。家族と5人暮らし。
両親と兄弟も近くに住んでいる。
メンバーは、手伝いのお礼に夕食に招待してくれた。
夕食は四世代の家族10人と一緒、裕福とは言えないが、笑顔は絶えない。
ハト胸「幸せがにじみ出てる。」

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あいのり講座No.001「アジアで一番幸福な国 ベトナム」

英国シンクタンクが調査した「地球幸福度指数」によると、日本の58位に対して、ベトナムは5位。国民の所得が多いわけでもなく、医療や福祉が充実しているわけでもない。

ドライバーの友人「お金持ちでも幸せではありません。貧乏でも幸せではありません。家族が助け合うことが幸せなのです。ベトナムは農村地帯なので家族の絆が強いんです。」

ベトナム社会主義共和国の憲法64条には、「家族は社会的細胞である」と記されている。よい家族があるからこそ、よい社会が作られていると考えられている。

ベトナムの平均月収は日本の1/3。十分生活できる額ではない。しかし、

ドライバーの友人「お金があればあるほど欲求が強くなります。いい生活をすることが幸せとは限りません。」
でっぱりん「幸せって何ですか?」
ドライバーの友人「家族が一緒に生活して子供たちがよい大人になることです。将来、子供達が私達を養ってくれるから仕事がなくなる不安もお金の不安もありません。」

子供は独立すると、実家の近くに家を建てて家族・親戚の共同体で助け合う。誰かが失業しても親族一同で仕事を探す。誰かが病気になっても仕事より優先して看病する。ベトナムの一人暮らしの割合は、日本の1/5でしかない。核家族も少なく、孤独死もほとんどない。

ドライバーの友人「お金がなくても家族がいればいいんです。」
でっぱりん「めっちゃいい家族っていうか。」
アスカ「顔からにじみ出とるもん、みんな。」
でっぱりん「幸せそうな。」
アスカ「あんな綺麗な笑顔できる人おらんよ。」
でっぱりん「全然お金持ちより裕福な暮らしやし幸せそうやし。」
アスカ「すごいな。」
でっぱりん「お金が一番大事って思っとったけどそんな事ないなーって。」

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翌日、メンバーは、「ティエンドゥオン洞窟」へ。深さ150m、全長31km、世界最長といわれている。
幻想的な美しさから、「天国の洞窟」と呼ばれている。
すると、たかでっぱりんを誘った。

たか「真面目な話していい?」
でっぱりん「うんいいよ、何、どうした?」
たか「相手に振り向かせないといけないというか。」
でっぱりん「あー、そういう場合? どうしたらいいって?」
たか「うん。」
でっぱりん「でもさ、2人きりになる時とかあるやん? そういう時にさ、その人とはどんな会話しよう?」
たか「とりあえず、自分の事を知ってもらわないといけないから自分の価値観とか。」
でっぱりん「自分の話ばっかりやったらさ、絶対つまらんやん。それが楽しいって思っとうか分からんやん。距離を縮めるんやったらさそういう話からよりも、楽しい話とか、その人が好きな話題とかから始めていった方が。」
たか「そっか。」
でっぱりん「いいんじゃない。」

洞窟から帰った後、ラブワゴン車内で、たかゆめちんの隣に座った。

たか「ゆめちんさ、スイーツすごい好きだと思うけどおススメのスイーツとかある?」
ゆめちん「銀座にはちみつのモンブランがあって超美味しい。名前忘れた。」
たか「銀座、はちみつ、モンブランとかでググれば出てきそう。」

たか「じゃあさ、好きなものとかってある?」
ゆめちん「ピンク」
たか「ピンクと白が好きだもんね。」
ゆめちん「そうやな。」
たか「花は好き?」
ゆめちん「うん、綺麗やから好き。お洋服も気づいたら花柄ばっかやし。」
たか「花柄好きなんだあ。」
ゆめちん「今日は違うけど。あ、お花あった。」
たか「ああ、本当だ。」

2週間の予定できているたかの残り日数は、あと3日。

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翌日の昼食は、ベトナムのファーストフード「バインミー」、1個15,000ドン(約75円)。
メンバーのほとんどが「おいしい。」と言っていたが、アスカだけ「美味しくない。」。アスカは、「バインミー」に入っていた、「パクチー」が嫌いだった。

裕ちゃん「正直なところがいい。」
アスカ「もう無理だ。その辺の草食べたほうがいい。」

その日の午後、アスカ裕ちゃんが2人きりに。

アスカ「どう? 慣れてきた、喋るの。」
裕ちゃん「ちょっとずつ。」
アスカ「うん、いいじゃん。」
裕ちゃん「アスカは最後、あれなの? 彼氏いたのどんくらい前なの?」
アスカ「去年の夏くらいに付き合っていた彼がいて。」
裕ちゃん「もうそっからずっといないんだ。」
アスカ「いなーい。まぁでも私が好きになる人もちょっと変わった人というか。」
裕ちゃん「やめてよ、40歳50歳とか。」
アスカ「あー全然47歳なの。」
裕ちゃん「あ、全然あるのそういうの?」
アスカ「大好きというか。私がこれしたいって言う事を全部してくれるの。海外行きたいとかなったら。」
裕ちゃん「おじさんは? その好きっていってくれる人は?」
アスカ「うん、なんかもうお姫様みたいにしてくれたの。」
裕ちゃん「マジで? それすごくね? それ。」
アスカ「すごいのかな?」

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夕食後、メンバーは、将来の夢について語り始めた。

ハト胸「自分で独立したいなと思う。」
ゆめちん「お洋服が好きやから、若いうちはお洋服に携わりたくて。」
アスカ「有名になってTGC(東京ガールズコレクション)を歩きたい。・・・。泣きそう。すごい小っちゃいときから、何度も死にたいと思ったくらい。両親に育ててもらえなかったのね。施設で育って、2歳から18歳まで。親の愛とか家族というものが分かんなくて。」

アスカは、2歳のときに両親が離婚。そのまま、児童養護施設に引き取られた。

アスカ「友達の家に遊びに行った時とかですかね。小学生の時とかに、お母さんてこんな人なんだ〜みたいな。お家って普通こういう所に住むんだぁとか。いいなあとは思ったけど。でもずっとその先生に、アスカたちに親がいないのはそういう宿命だから。それを乗り越える人たちに与えられた試練だからって言われてて、だからもうそう思うしかないかな。」

この日、あのことだけは、メンバーに言うことができなかった。

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その後、スタッフ部屋に、でっぱりんがいた。

でっぱりん「最近、ちょっと裕ちゃんと私、接することができているんですよ、意外と。聞きたいですか?」
スタッフ「はい。」
でっぱりん「ラブワゴンで裕ちゃんが、」

以降、ラブワゴンにて、
裕ちゃん「でもね、この辺とか黒いもん。」
でっぱりん「ね! 黒いよね。」

でっぱりん「私のここ(左肩)を触ってきて、「こことかマジ気をつけろよ。」みたいな。もうやだ! 待って! ここらへんさわさわしてきたんですよ。」
スタッフ「それで嬉しかったの?」
でっぱりん「嬉しいでしょ。」
スタッフ「もう完全に好きになったの?」
でっぱりん「たぶん、分からないです。でも、たぶん好きかな。」

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同じ夜、アスカスタッフ部屋に。

スタッフ「恋愛に関する事で心の変化みたいな。」
アスカ「あったかもー。最近、裕ちゃんがめっちゃかわいいんですよ。」
スタッフ「えぇ! 何で?」
アスカ「裕ちゃん、何か気遣いできるし、何もかも一生懸命だったし、すっごいいいなぁと思って。」
スタッフ「嘘ぉ〜。」
アスカ「ミサンガ買った時とか。」

とある場所で。
裕ちゃん「ミサンガとかつけた事ないわ。」

アスカ「そういうピュアなのもいいかなと思って。ちゃんとしているし、頼り甲斐あるし。」
スタッフ「意外な。」

あいのり Asian Journey 相関図(#1-3-2)

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今度は、裕ちゃんスタッフに呼び出された。

スタッフ「恋愛のほうはどうなの?」
裕ちゃん「全然手数も出ず見たいな。」
スタッフ「手数って。まだリング上がってなかった。」
裕ちゃん「そうっすね。自分やばいですね。急いで会場行って控え室でもうすぐ着替えてアップしてもうリング上がらないと。」

裕ちゃんは、まったく気づいていなかった。

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気温40℃の酷暑が続く日、たかでっぱりんを呼び出した。

たか「この旅参加してさ、一番メンバーの中で間違えなくあいのりに不向きな人間だと思っている、自分の中で。」
でっぱりん「ネガティブか!」
たか「いやいやいや。」
でっぱりん「何か相談してくれた時に私はめっちゃ応援しようって思ったっちゃん。ちょっと作戦考えよう。」

でっぱりん「とにかく、笑顔で話す。目を見て。」
たか「笑いながら?」
でっぱりん「「なんなんそれ?」みたいな。」
たか「「今日さー、何かさー、超楽しかったよねー」つって。」
でっぱりん「1個言わして。とにかく極端だけん。まえとりあえず、今日は楽しく、笑顔でしゃべろう。」

その後、たかゆめちんを呼び出した。

たか「どうぞこちらへ。ちょっと汚れているから。」
ゆめちん「ウケるんやけど。」
たか「後ろは刺されるからこの辺のほうがいいかもしんない。」
ゆめちん「ありがとう。」
たか「結構びっくりする事が多いよね、この旅してさ。次何起こるか分からないっていう。」
ゆめちん「そうやんな。」
たか「それどう? 次何起こるか分からないって楽しいと思えるタイプ? 不安に思うタイプ?」
ゆめちん「楽しいと思うタイプ。」
たか「あー。素晴らしい。」
ゆめちん「だからたぶんあんまり悩みなくやってけとんねんと思う。」
たか「なるほどね。それねー。本当に俺尊敬している。」
ゆめちん「ゆめもそういうたかの分析できる能力ちょっと欲しいもん。」
たか「でもそういうのいいよね。互いにさ、欠点とか逆にいいところとかをさ補えるような関係っていうのもいいよね。」
ゆめちん「やば、汗。恥ずかしい。」
たか「汗拭く?」
ゆめちん「いや、大丈夫。お水飲もう。」
たか「こういうものあるんですけどどうですか?」

たかは、ゆめちんに汗拭き用のティッシュを差し出した。

ゆめちん「ちょっとセクシーショットになりますが。」
たか「じろじろじろ。」

ゆめちん「最初のたかと比べたら感情をこめて、お話してくれるようになったって気付いた。自分を変える努力をしててすごいと思った。」

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この日、メンバーは、「ハロン湾」へ。

ここで、たかゆめちんに告白することを決心し、ドライバーからチケットをもらった。

(#4に続く。)

posted by みやもっつ at 01:00| あいのり Asian Journey