2018年01月03日

「あいのり Asian Journey」シーズン1 #10「灯と共に空へ」

あいのり Asian Journey 相関図(#1-10-1)

メンバーがやってきたのは、台湾名物の「蚵仔煎(牡蠣オムレツ)」(60台湾元・約230円)が食べられる店。

ハト胸「めっちゃうまい。」
アスカ「めっちゃおいしい。」
裕ちゃん「うまいね、これ。」
シャイボーイ「・・・。」

シャイボーイも納得の味(?)

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食事後にメンバーがやってきたのは、海。台湾北端の海岸「石門洞(shimendong)」
シャイボーイは、かすがを誘った。

シャイボーイ「昨日は、びしょびしょから始ったんだもんね。わたし、あの、びしょびしょの所ですごく素晴らしいなと思ったのは、女性だと髪の毛だったり、化粧が落ちてしまうということが気になったりとか、服が濡れてどうこうって、気にするもんだって、私は思っていたから、「やっふ〜!」みたいな・・・。」
かすが「「やっふ〜!」って。楽しかった。」
シャイボーイ「ああ、わたしも。」
かすが「もう濡れたろ〜!って。」
シャイボーイ「素晴らしい、かっこいいなって思った。」
かすが「うそ〜。」
シャイボーイ「たくましくて、素晴らしいと思った。しゃべっててちょっと、アスカやでっぱりんとしゃべっている時と違う自分がいる気がします。」
かすが「ん〜!」
シャイボーイ「うーむ。」
かすが「うーむ!」
シャイボーイ「なぜか。」
かすが「新鮮な気持ち。」
シャイボーイ「ああ・・・。」

その頃、でっぱりんは、ハト胸と2人きりに。

でっぱりん「でもさ、ゆめちんじゃないなって思ったけんさ。旅続けたわけやろ?」
ハト胸「はい。」
でっぱりん「もっとしゃべりたいなって人がおったけん。断ったわけやろ?」
ハト胸「はい・・・。」
でっぱりん「中途半端にする男じゃないやん、でも。」
ハト胸「そうですね・・・。」
でっぱりん「ゆめちんってさ、そういつことする子じゃないやん。自分から行ったりとかっているのは。もで、まぁ見る限り、やっぱりフリータイムで、せーのという時も、ハト胸!って言い寄ったし絶対。頑張っとたなって思うっちゃんね、結構、ゆめちん。」
でっぱりん「ゆめちんに申し訳ないって言うか、失礼な・・・、自分は悔いのないような恋愛、旅を出来ましたって、ゆめちんに言えるくらいの感じでハト胸はいかんと。もうアピールしていかないかんよね。わかるくらい。」
ハト胸「はい。」
でっぱりん「私だってどんだけ裕ちゃんにアピールしても、全然気付かんとよ。えぐいやろっ! 相当よ? びびるくらい。」

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その翌日、メンバーがやってきたのは、「平渓老街(Pingxi Laojie)」

シャイボーイ「すごくいい雰囲気。」
かすが「あ! これおいしそう、こういうの。駄菓子屋さんぽい。」
ウエディング「いいやーん。」
かすが「あ! 待って!」

すると、でっぱりんが動いた。

でっぱりん「行こう! 裕ちゃん! え! こっち行きたい。」
でっぱりん「え! すご! すご! まじで? え! すごくない? ここ電車通るってこと? え〜?」

線路の中に人がいた。そして、何やら、ランタンらしきものを上げている。
実は、この街の名物、「ランタン飛ばし」
旧正月を迎えた最初の満月の夜に、願いを込めた無数のランタンが夜空に放たれ幻想的な雰囲気に包まれる。
2人も願い事を書いてランタンを上げることにした。
ランタンは願い事により色が異なり、恋愛成就は、ピンク色のランタン。これに願い事を書いて飛ばす。

でっぱりん「願いが叶うといいな。」

ただ、裕ちゃんは、恋愛とはあまり関係ない願い事だった。

でっぱりん「なんで気付いてくれないんだろうっていう。どんだけアピールしても、全然気付いてくれなくて・・・。悲しい気持ちです。」

ハト胸は、アスカと2人きりに。
2人もピンク色のランタンを手にしていた。

ハト胸「アスカをすごくずっと目で追ってしまって、ほっとけない。(施設で育って)抱えてるものとか、一緒に話したりして。ちょっとでも楽にできたらと思ってます。」
アスカ「ハト胸だったら、弱い所も見せれるというか。普段はなんか頑張って、そういう可愛い所とか、見せるのが恥ずかしくて、見せれないけど、ハト胸だったらなんか、解放できるというか・・・。」

ハト胸「お兄さん! 終わりました。」
アスカ「すご〜い。ふくらんできた〜!」
ハト胸「わ、ふくらんできた。え。」
アスカ「やばい。」
ハト胸「オッケー。」
アスカ・ハト胸「せーのっ。」
アスカ「あ〜! すご〜い!!」
アスカ・ハト胸「すごーい!!!」

アスカは、ランタンが見えなくなるまで、ずっと見つめていた。

アスカ「あたしは、あいのりにいろんな想いがあって来た。恋愛体質過ぎて、17歳から21歳まで、ずっと彼氏が途切れることはなかった。不倫しながら浮気とか、時には複数の男性と関係を持っていた時期もあった。出会いなんて腐るほどあった。なのに、私が求めている純粋な出会いは私の周りでは、絶対になかった。東京の夜に染まり過ぎて、人と関わる時に、この人も身体目当てなんだって割り切って接しないと後から傷つくから人と真正面に向き合う事が出来なくなった。お金持ちじゃないとやだ、有名な人でないと楽しくないとか、年上じゃないとやだとか、変なこだわりが身についてしまったのかな・・・。純粋に恋をすることが、いつの間にか難しくなってしまった。あいのりでは携帯も使えず集まった7人で生活する。おいしいごはんもおしゃれなごはん屋さんも連れて行ってはもらえない。どこにいるとかここがどんな所なのかも、aboutだしめちゃくちゃや。でも、今までのあたしを変えるために、最高の環境だと思った。」

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翌日、メンバーは、新たなホテル探しへ。

でっぱりん「你好。」
ハト胸「Hi! Excuse me?」

メンバーがホテルに行くのを迷っていると、街中の人が総出で教えてくれる。
しかし、教えてもらっても、再び迷ってしまう。
すると、街のおじさんが・・・。
このおじさん、最初に道を教えてくれていた人で、場所を正しに来てくれていた。
台湾の人は、日本人に驚くほど優しい。

その後、ドライバーは、メンバーを老舗のお菓子屋さんに案内してくれた。

店員「歡迎光臨(ようこそ)。」
店員「みなさん、台湾に来てくれてありがとう。台湾は、日本に統治されていた時代があったんですよ。みんなが同じ家族だったということを知ってますか?」
裕ちゃん「知らないですね。」

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あいのり講座 No.003「台湾人の優しさ」

台湾は、1895年〜1945年の約50年間、日本に統治されていた。おばあちゃんたちは、日本の教育を受けて育った。だから、家族と言っているのだ。

店員「日本の津波の時に、私たちもすぐに義援金を寄付しました。他のたくさんの台湾人もです。善意を日本に返しました。昔、台湾の人々は日本人と家族でもあったから。」

2011年3月11日、「東日本大震災」が起きた。
その情報は、ネットやテレビで世界中に配信され、さまざまな国の人から一斉に援助の手が差し伸べられた。それを見ていた台湾の人々もすぐに立ち上がった。だが、他国との違いは、圧倒的な熱量にあった。当時の政府をはじめ、テレビのチャリティショー、地方の役所、農村のおじいちゃん・おばあちゃん、小学生に至るまで、小遣いから募金をしたのだ。お金のない人は、せめて気持ちだけでも、手に日本への応援を書いてネットにアップした。

店員「うちもね、3日間の売り上げを全部差し上げたんです。3日間の売り上げを日本にね。」

集まったお金の多くは、個人の募金。小さな募金は積み重なり、莫大な額に膨れ上がっていた。

「日本のみなさん、頑張って。」

日本赤十字社が発表したデータによると、台湾から送られてきた義援金の額は、アメリカに次ぐ2位、人口はアメリカの1/13。いかに驚異的な数字かがわかる。
日本赤十字社以外の窓口を含めると、半年で180億円もの義援金が送られた。

震災から1か月がたった頃に、政府は支援に対するお礼を世界の主要な新聞社に送った。しかし、そこに、台湾の名はなかった。
外務省のホームページを見てみると、日本が承認している国は、196か国。その中に、台湾はない。

そんな時、東京からこんなツイートが投稿された。

「台湾のメジャー紙に有志で意見広告(お礼広告)出せるのかぬ?」

このツイートをしたのは、台湾に行ったこともない一人の女性

女性「まあ、自分がそれやられたら、結構、なんだろう、寂しいなって思うなと思って。じゃあ、民間で出せばいいじゃんみたいなことを本当に思い付きで、何も考えずに言ったら・・・。まず、集まると絶対思ってなかったですから。」

だが、予想に反して、賛同した人々の動きが速かった。

女性「銀行の窓口に行ったら、ずっと記載の音がしてるんですよね。そしたら、お皿の上に6冊くらい山盛りで出てきて、すごい数が出て、最後のページをどうだろう?って開けたら、その時点(2日目)で600万だった。」

最終的には、1週間で1,800万円以上。

女性「被災地の方から振り込みがあったのがびっくりしましたね。岩手の方で、おうちが半壊したけど1,000円しか降り込めないけどって言って。」

震災から2か月後、台湾の主要紙にお礼広告が掲載された。

「ありがとう、台灣。您的愛心、非常感謝。我們是永遠的朋友。(あなたたちの思いやりの、とても感謝しています。わたしたちは永遠に友人です。)」

裕ちゃん「広告を出せなかったっていう事実を知らなかったから。それを知ったことがまず1番ショックというか、あ、そうなんだって。」
アスカ「恥ずかしかったよね。」
裕ちゃん「うん。」
かすが「でもさ、それをさ、怒らずにさ、見返りを求めずにさ。」
でっぱりん「うん、してくれる。大好きーって言ってくれる。」
裕ちゃん「それで日本をね、日本人のこと好きで、ありがとう、ありがとうって言ってくれて、今日のお母さんとかもさ。」
でっぱりん「えーでもなんか、どうにかしてわたしは台湾のことは、伝えれんかったとかいなとは思う。」
アスカ「日本に帰って1人1人が言うことで広がると思うし。」
シャイボーイ「あと何日いるか分からないけど、何ができるかね?」

台湾への感謝の気持ちを伝えるために、ドライバーと相談して、「壊れた橋造りのボランティア」をすることにした。相手を思いやることで、笑顔は続いていく。それは絆だ。台湾の人と触れ合うことで、メンバーたちは、こう実感したのであった。
「ありがとう」その連鎖は、世界を優しく変えていくのかもしれない。

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その夜、メンバーは、「夜市」へ。
久しぶりのお酒にテンションが上がる。

シャイボーイ「これ、すごいや。」
かすが「すごい来る、これ。」

ハト胸は、アスカと2人に。
シャイボーイかすがと2人に。
でっぱりんウエディングに誘われた。
その結果、裕ちゃんは、1人ぼっちに。

いつもみんなの輪にいた裕ちゃんだが、孤独を感じていた。
キックボクシングのため、10年間、恋を封印してきた裕ちゃんは、「恋愛できないロボ」になっていた。

裕ちゃん「浮いてますよね、自分だけ。自信がないですね。恋愛できていない自分ってなんか・・・、ここにいて意味あんのかな。」

裕ちゃんは、恋の始め方すら忘れていた。

アスカと2人きりになったハト胸は?

アスカ「めっちゃさぁ、ソーセージを食べたんだけど、にんにくがはさまっててさぁ。すごいニンニク臭いけど気にしないで。」
ハト胸「え?うん!」

なぜか、アスカの話にハト胸が上の空になっていた。

アスカ「ハト胸、今日、元気なくない?」
ハト胸「ほんまに?」
アスカ「ほんまに? ほんまやで〜。」

トイレにやって来た2人。

アスカ「ごめんね、すぐ行ってくる。」

ハト胸「考えすぎて、何しゃべったらいいか分からない。ラブワゴンで乗ってる時に、結構、横多くて、肩とかがずっと当たってて、結構、ドキドキするというか、おう・・・みたいな感じになって、あんまりそういうのでドキドキっていうかギュッてなると、何しゃべっていいか分からなくなって泣きそうですね。」

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帰り道、今まで登場しなかった男が活躍する。

ウエディング「じゃあ、俺が初めて、ベトナム・ミャンマーと過ごしてきて、すっとお披露目しなかった歌を歌いましょう。」

突然、歌いだす、ウエディング、その歌声がラブワゴンを奇妙な世界へ。
決して上手くはない歌声なのに、ハト胸は涙を流す。
さらに、裕ちゃんシャイボーイも泣き出した。

でっぱりん「泣く意味が分からんちゃん。とりあえず、普通に聞いたらいいやん。」

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その夜、メンバーは、思い思いの時間を過ごす。

アスカ「ハト胸が一番話しやすいし思ってた以上に私の事見てくれていて、すごく嬉しいなって思った。ハト胸は、いつでも女の子に気が回るし優しいな。ありがとう。」

その頃、街にたたずむ、ハト胸の姿が。
向かった先はラブワゴン。

ハト胸「アスカの明るい所、影のある弱い部分。すべて含めて好きやし、大切。」

ハト胸「本当にありがとう。行ってきます。」
ドライバー「加油!(Jiayou)(頑張れ!)」

ついに、ハト胸は、玉砕覚悟でアスカに想いをぶつけることにした。

(#11に続く)
posted by みやもっつ at 01:00| あいのり Asian Journey