2018年01月10日

「あいのり Asian Journey」シーズン1 #11「吹き抜ける風を背にして」

あいのり Asian Journey 相関図(#1-11-1)

「告白の日」

秦の時代に造られた、風情のある町、「鹿港(Lugang)」。その一角に、台湾最古の海の神を祀る社がある。400年の歴史がある、「鹿港天后宮(Lugang Tianhougong)」

神様が見守る中、一人待ち続ける、ハト胸の姿があった。
すると、アスカがやってきた。

ハト胸「ゆっくりしゃべろうと思って。」
アスカ「うん。」
ハト胸「たまには。」
アスカ「びっくりした。」

ハト胸「めっちゃ雰囲気いいね、ここ。」
アスカ「ねー、しかも暑くない、涼しいし。」
ハト胸「自分の中でこの旅をしてきて、ほんまにいい仲間と巡り会えたし。」
アスカ「うん。」
ハト胸「いい思い出できたし。」
アスカ「うん。なんで、そんな過去形なの?」
ハト胸「え?」
アスカ「えへへ?」
ハト胸「え?」
アスカ「あれ?」
ハト胸「いや、思い出できてるし。うん、まぁできてん。」
アスカ「うん。」
ハト胸「だから・・・。自分の中で1つ決めて。だからそれをアスカに伝えていい?」

ハト胸は、立ち上がり、アスカの真正面に向き合って立つ。

ハト胸「アスカ。」
アスカ「はい・・・。」
ハト胸「俺は今、アスカのことが好きです。」
アスカ「・・・。」
ハト胸「今まで、あいのりでたくさんの人と出会って、大切な人、最高のメンバー、いろんな人に会えたけど、俺は、アスカが1番大切で、この先も一緒に楽しい時も辛い時も、支えあっていきたいと思います。まだまだ・・・かもせぇへんけど、俺がこれからアスカを引っ張っていくから、俺と一緒に日本に帰って欲しい。チケットを・・・。」
アスカ「びっくりするじゃん・・・。」
ハト胸「びっくりした?」
アスカ「え〜。うれしい。うん、ありがとう。うれしい。」
ハト胸「明日、朝、答え聞かせて? アスカの気持ちを聞きたいなと思って。待ってます。
アスカ「ありがとう。ハト胸の気持ち聞けてよかった。」

--------

その日の夜、

アスカ「こんなにうれしいものなんですね。かっこいいなって思ったし、なんかすごい気持ち伝わった。まだ、答え出せないけど・・・。」

--------

「運命の朝」

ハト胸「おはよう。」
アスカ「おはよう。」
ハト胸「アスカの笑顔が1番好きです。アスカとおる時間、ほんまにめっちゃ短く感じて、もっともっと時間があったらいいのになって、旅をしてて、一緒におる時ずっと思ってました。アスカのことを世界で一番幸せにします! だから、俺と一緒に日本に帰ってくれませんか?」

アスカの答えは?

アスカ「ありがとう。昨日、本当にびっくりして、ハト胸がそう思っているのって・・・、いきなりの告白だったから、すごいびっくりしたけど、それよりも、そうやって、本当の自分を見てくれて、その上でそうやって、まっすぐ目を見て好きって言ってくれて、すごくうれしかった。正直、第一印象からすごい良くて、元気だなとか、おもしろいなとか、男らしくて、うん。ハト胸といると、すごい楽しくて、ハト胸と一緒に帰ったら絶対に幸せになると思った。平凡でいいから幸せな家庭を築きたくて、うん、それが1番の目標で、でもその為には、絶対に自分が変わらないといけなくて、もっともっと、自分を鍛えて成長してから帰りたいので、ハト胸とは一緒に日本に帰れません。」
ハト胸「ありがとう。」
アスカ「こちらこそありがとう。」

アスカは、ハト胸にチケットを返した。

アスカ「ありがとう・・・。」
ハト胸「ありがとう、頑張ってな。応援してる。」
アスカ「ありがとうね。」
ハト胸「昨日、ゆっくり話せてよかった。」
アスカ「わたしも。ありがとう・・・。」

あいのり Asian Journey 相関図(#1-11-2)

--------

「別れの時」

ハト胸「やり切りました。」
裕ちゃん「マジかっこよかった。」
ハト胸「マジで俺と出会ってくれてありがとう。みんなといれてほんまうれしかった。ほんまに短い期間やったけどマジで忘れねぇから。だからみんなも、ほんまにいいもの見つけて、いい恋して帰ってきて。ありがとう、ほんまに。」

一人ラブワゴン車内に残っていた、アスカが出てくる。

ハト胸「幸せな時間をありがとう。ほんまに会えてよかった。頑張ってね、応援してる。」
アスカ「絶対、後悔しないから。ありがとう。」
ハト胸「みんなありがとう。じゃあ次の街へ・・・。行って、あはは!」

でっぱりん「ありがとう。」
ハト胸「でっぱりん、最後昨日話できてよかった。」

ハト胸「ありがとう、みんな!」
アスカ「ありがとう。」
ハト胸「ありがとう、頑張ってね。無理しないように。」

ハト胸「ありがとう!!」

アスカ「めっちゃ辛かったけど、このまま帰ったらたぶん今までの私と一緒かなと思って。私はもっと変わんないと、ここに来た意味もないんじゃないかなって思って。」
ハト胸「気持ちは伝えきって、やり切ったので、後悔はしてないです。」

こうして、ハト胸の旅は終わった。

--------

翌朝、女性メンバーは、街の真ん中で待たされていた。実は、男性メンバー全員が集合時間に出てこなかった。

15分後、シャイボーイだけが出てきた。

シャイボーイ「いや、裕ちゃん、今、お風呂入っちゃってて。」
でっぱりん「は!」
かすが「今?」
シャイボーイ「ちょっとなんか間違えちゃったみたい。」
かすが「何を?」
シャイボーイ「顔怖い!」
でっぱりん「30分くらい待っとうけんね?」
裕ちゃん「すみません。」
アスカ「裕ちゃ〜ん。」
でっぱりん「遅いです。」
かすが「遅い。」
シャイボーイ「すみません、遅れまして。」
裕ちゃん「申し訳ない。本当申し訳ない。」

--------

メンバーがやってきたのは、定食屋さん。
ここのお勧めは、「鷄肉飯(Jiroufan)」(40台湾元・約150円)

食事中、よせばいいのに、シャイボーイが、話を蒸し返した。

シャイボーイ「たった30分の遅刻で、なんでそんなに怒るの?」
でっぱりん「は? またぶりかえす? せっかく終わった問題を・・・。」

話がややこしくなってきたので、スタッフが話題を変える。

スタッフ「報告があります。ウエディングがリタイアしました。」

よくよく見たら、今朝からウエディングの姿がない。
実は、旅の疲れから、偏頭痛に悩まされ、病院へ。

医者「もう旅を続けるのは、やめたほうがいいですね。」

なんと、ドクターストップ!

スタッフ「旅をこれ以上は続けられない。そういう判断になりました。」

メンバーに別れを告げる時間はなく、空港に直行、帰国した。

あいのり Asian Journey 相関図(#1-11-3)

でっぱりん「まさか、ウエディングがリタイア、びっくりした。昨日話したばっかりなのに。」
裕ちゃん「もう会えない。さよならもいえない。切ないというか、唖然とした。」

--------

この日、ドライバーが連れてきてくれたのは。

ドライバー「ここは、台湾で1番、夕日がきれいに見える高美湿地です。」

「高美(Gaomei)湿地」は、希少鳥や植物が多く生息し、野生生物保護区として守られている。
早速、湿地の奥へ向かうメンバーたち。すると、でっぱりんシャイボーイが2人きりに。

でっぱりん「ここには入りたくないけん。おんぶしてもらっていい?」
シャイボーイ「いいよ。」

シャイボーイは、でっぱりんを抱っこしようとする。

でっぱりん「それは違うやろ。」
シャイボーイ「あー、よいしょ。」

シャイボーイでっぱりんをおんぶして湿地へ。
夕日がきれいに見える場所にやってきた2人。

でっぱりん「てか、毛生えすぎ。」
シャイボーイ「え。」
でっぱりん「このね、剃ってから毛生えてくる瞬間ってマジでキモいけん。マジ剃ったほうがいいと思うよ。」
シャイボーイ「お願いだから、今、ダメ出しだけはやめてもらえませんか?」
でっぱりん「ははははは。」

2人でいると、裕ちゃんかすがが通りかかった。

裕ちゃん「ヘイ シャイ!」
かすが「ヘイ シャイ!」

シャイボーイ「ちょっと、でっぱりん、足パック。」
裕ちゃん「したい?」
シャイボーイ「あと15分しなきゃいけないから。」
でっぱりん「そう。」
かすが「15分?」
シャイボーイ「裕ちゃん、ちょっと見ててあげ・・・。話してくれませんか?」
裕ちゃん「あ、いいよ。」
シャイボーイ「裕ちゃんもじゃあ足埋めて。かすがわたしが潮干狩りのやり方を教えましょう。」
かすが「あ、マジで? やった〜。」

シャイボーイのおかげで、でっぱりん裕ちゃんは2人きりに。

でっぱりん「いひひ、あははははは。」
裕ちゃん「今なんか、すっげえかわいく見えた。」
でっぱりん「なんで、はっはっはっは。」
裕ちゃん「まじ、ちょっと、もう1回振り向いて。」
でっぱりん「いや、無理無理無理無理。」
裕ちゃん「いや、でもこの光具合は、でっぱりん!」
でっぱりん「ねぇ、怒るよ? その光具合でかわいく見えたは、あんまりやろ。失礼やけん、ちょ、はよ来て。」
裕ちゃん「何照れてるの、ちょっと。」
でっぱりん「あはははははは。」
裕ちゃん「うざ。え、でっぱりん、1回こっち向いて。」
でっぱりん「もう〜、うるさい早く来て?」
裕ちゃん「でっぱりん、1回こっち向いて。」
でっぱりん「もう、はい。」
裕ちゃん「かわいい! え。はいチーズ。あ、いい、いい、いい!」
でっぱりん「あはははは。」
裕ちゃん「マジでいいよ!」
でっぱりん「本当?」

ちょうど、夕日の時間に。

裕ちゃん「うん、最高あれ。これ、やべーわ、マジで。」

でっぱりん「「え、かわいい!!」、「でっぱりんもう一回こっち向いて!!」って言われて、めちゃくちゃ恥ずかしかった。でも、めっちゃうれしかった。」

--------

翌日、新メンバー合流の日。
しばらく走ると、新メンバーがいた。

あきら(25歳・美大生)「この旅では、日本では出来ないような恋をしたいなと思って参加しました。よろしくお願いします。」

さっそく、でっぱりんに第一印象を聞く。

でっぱりん「や〜ばいやん。何で出てくるんですか、ああいう人! え?」
スタッフ「第一印象は? 完璧?」
でっぱりん「完璧、かっこいい。あきらって名前も素敵。」
スタッフ「何が一番よかった?」
でっぱりん「顔と髪型。いや、ちょっと話してみるべきですね。」

あいのり Asian Journey 相関図(#1-11-4)

--------

その日の午後、早速、でっぱりんあきらと話することに。

あきら「シャワー浴びようとしてたわ。」
でっぱりん「あ、マジで?」
あきら「うん。」
でっぱりん「ごめん。」
あきら「いいえ。」
でっぱりん「びっくりした?」
あきら「うん。」
でっぱりん「あははは、さっき、あんま話せてなかったけん。」
あきら「うん。」
でっぱりん「話そっかな〜と思って。ふふ。」

ところが、あまりでっぱりんから話を振り出せなかった。

あきら「これ、ベトナムで買ったと?」
でっぱりん「そう買ったと。」

でっぱりんは、ベトナムで買った壊れた扇子をあきらに見せた。

あきら「ははは。」
でっぱりん「あははは。」
あきら「ちょっと貸して? 直したい、ここ。」
でっぱりん「いや、直したとよ、ほら。ガムテープで貼っとったっちゃけど。」
あきら「うん。」
でっぱりん「もう外れた。」
あきら「俺、接着剤持って来てるよ。」
でっぱりん「マジで。」
あきら「うん、そういえば、後で直すよ。」
でっぱりん「ウソ。」
あきら「うん、貸して、だから。後で直す。」
でっぱりん「優し!」
あきら「え、いい、直して。」
でっぱりん「うん、直してくれた方がうれしい。」
あきら「ちょっと直せるアピールできたわ。」

--------

その夜、でっぱりんは、スタッフ部屋へ。

スタッフ「今、どんな思いなんですか? あきらに対しては?」
でっぱりん「好き。」

でっぱりんは、あきらに目移りするのか?

(#12に続く。)
posted by みやもっつ at 01:00| あいのり Asian Journey