2018年01月17日

「あいのり Asian Journey」シーズン1 #12「天空の月」

あいのり Asian Journey 相関図(#1-12-1)

この日、メンバーがやってきたのは、「台東」
この日の宿に到着。

ドライバー「ここは、ダオディーリンという宿です。お金のない旅行者をタダで泊めてくれます。」

この宿は、料理や掃除を手伝えばタダで泊めてくれる。
また、この宿は、泊った旅行者が絵を描いていくことで有名。
すると、美大生のあきらが絵を描き始めた。
2時間後、完成した絵は、「走るラブワゴン。」

無論、この絵を見て、真っ先に感動したのは、でっぱりんである。

でっぱりん「これすごい。」
でっぱりん「あきらの絵がステキ過ぎて感動した。かっこよすぎ!!」

だが、アスカはなぜか浮かない顔。

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翌日、ラブワゴン車内では、あきらが肉食系か草食系かの話題。

かすが「肉食系、草食系どっち? 恋愛とかしたら。」
あきら「えー、どっちともないかな? 分からないかもしれない。ロールキャベツでもないし。」

あきらの後では、肉食系好きのでっぱりんがじっと聞き入っていた。
そして、あきらの答えは?

あきら「アスパラベーコンみたいな。アスパラのベーコン巻き系男子。」
アスカ「なにそれ長い〜。」
裕ちゃん「それ初めて聞いた! ロールキャベツは聞くよね。」
あきら「あるよね? でもそういうの。」

アスパラベーコン、つまり、見た目は肉食系、中身は草食系という事。
肉食系のでっぱりんも大喜び。

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その日の午後。メンバーがやってきたのは、街中の小さな公園。
メンバーは、思い思いの時間を過ごすことになったが、アスカが一人きりに。
実は、最近アスカは、メンバーから離れて1人になることが多かった。
アスカ裕ちゃんに純粋な恋をした。しかし、裕ちゃんは、恋愛できなかった。
家族からも、男性からも大事にされず、寂しさを抱えていたアスカ。
ハト胸「大切。」と言われ、心は大きく揺れたが、ラブワゴンから帰してしまった。
アスカは、これ以上の感情を抱え込むことができなくなっていた。

その夜。アスカスタッフの部屋にやってきた。

アスカ「今まで楽しい事、経験しすぎて、何が楽しいか、本当分からなくて・・・。もう1から恋愛するの、もう無理〜。だって、恋愛できる気しないですよ。もう怖いもん、早く帰りたいのに。不安しかない、マジで。マジ意味わかんないわ。」

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そして翌日。
あきらの歓迎会でメンバーはお酒を飲むことに。
いつも以上に飲むピッチの早いアスカ
歓迎会の後、ホテルに戻ったアスカは、部屋からいなくなった。

気づいたスタッフは、あわててアスカを探すことに。
すると、アスカは見つかった。

アスカ「お前に分かんねぇよ!!!」
スタッフ「どうした? 大丈夫?」
アスカ「知らねぇよ。」
スタッフ「アスカ。」
アスカ「無理だから、早く報告して。来んな。」
スタッフ「ちゃんと話そ。」
アスカ「お前らに話しても分かんねぇよ。絶対こんなんじゃ恋愛できない。リタイアする。無理なんなのこの旅。意味分かんねぇよ。」

アスカは投げやりになっていた。

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翌朝、ホテルの前に広がる海に、パジャマのままで海に入るアスカの姿がいた。
昨日とはうって変わって、屈託のない笑顔だ。

アスカ「いっぱい考えて、わたしがもっと変わんないと、ここに来た意味もないんじゃないかなと思って。めっちゃつらかったけど、また1からやるだけだ! みたいな。」

アスカ「普段人に甘えられないからあーゆーときにばくはつしてしまうの・・・。暴言吐きまくってごめんなさい。人を好きになる前に自分を強くしたいんだけどな・・・。いろんなことが起きすぎて現実を受け止めきれないまま過ぎて、でも、時間は進んで明日が来て、私はちゃんと前に進めてるのかなってすごく不安になった。寂しがりなとこ直して強くなって、お金とか地位とか関係なく、純粋に大好きになれる相手と出会って、だめでもOKでも自分から告白したい。たから私は旅を続けてもっともっと成長します。自分で納得いくまで帰りません。」

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この日の午後。
メンバーは、海で自炊することに。
すると、さっそく、でっぱりんあきらを誘った。

でっぱりん「枯れ枝行こう。」
シャイボーイ「じゃあ、枯れ枝お願いします。」
あきら「はい。」
シャイボーイ「はい。何か困ったら言ってください。」
あきら「任せろ。」

でっぱりん「細いほうがいいと? 太いほうがいいと?」
あきら「こんぐらいの長いのがいっぱいあったら持ちやすいんだよ。」

すると、突如、あきらが何かを取り出した。
それは、合流初日にでっぱりんから預かった扇子だった。あきらは丁寧に修繕していた。

でっぱりん「やば〜! うれしい! え〜〜!!」
あきら「使って欲しいな、ずっと。」
でっぱりん「ありがと〜!」

大満足のでっぱりんであった。

そして、あきらは火おこしを担当することに。
たった5分で火をつけると、何と石を積み上げ、かまどまで作ってしまった。

シャイボーイ「すごい。」
裕ちゃん「え、めっちゃすげー。これ、上昇気流使ってんの、これは?」
あきら「うん。」
でっぱりん「このレンガをするけんらしいよ。」
裕ちゃん「レンガをしてるから、こうなるの?」
でっぱりん「こっちに抜けんけんって。」

あきらのおかげで、メンバーは、カレーを作ることができた。

アスカ「おいし〜。」
かすが「おいし〜!!」
あきら「うまい!」
シャイボーイ「うまいね!」
でっぱりん「めっちゃおいしい。」

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食後、でっぱりん裕ちゃんと2人きりに。

裕ちゃん「どうなのよ、最近。」
でっぱりん「え?」
裕ちゃん「どうなの?」
でっぱりん「ん?」

でっぱりんは、言葉に詰まってしまった。
そこに、あきらアスカが帰ってきた。すると。

でっぱりん「こっち来て。」
裕ちゃん「え?」
アスカ「ようこそ〜。」

でっぱりんは、裕ちゃんの隣から逃げた。
そして、突如席を立つでっぱりん
スタッフは、でっぱりんに気になる質問をしてみた。

スタッフ「結局さ、裕ちゃんがさ、何にもさ、振り向いてくれない、気づいてくれないから、楽なほうに行ってない?」
でっぱりん「え、ある〜。ある〜。」
スタッフ「だよな、どっちを選ぶかってのは、でっぱりんの自由だし、でっぱりんの判断だからな。」
でっぱりん「なんか、自分が分かんないです。」
スタッフ「まあ、逃げて・・・、逃げるのも人生だけどな。どっちがいいかは自分で考えるしかないな。」
でっぱりん「いやでも、わたしの中で、頑張っていくのが辛いなって思う時があった時に、ちょうどあきらがおったけん。もうあきらでいっかなって思った時もぶっちゃけ、もう嘘じゃなくて・・・思いました。」
スタッフ「だって、気づいてくれないんだもんって、言ってたんだよな、でっぱりんな。
でっぱりん「うん・・・。」
スタッフ「その言い方は、やっぱ逃げだよな。」
でっぱりん「裕ちゃんは、頑張って頑張って好きになってもらうっていう努力しかしてなくて、辛くて・・・。あきらは、そんなんじゃなくて、なんかもう常に優しくて、あきらいいな〜って、なんかいい人だな、好きだなって思っとって、そういう時に逃げてたのかもしれないです。」
でっぱりん「もうおしっこ行きたいから! 行くから、もう、う〜。」

裕ちゃんは、月を見ながら、何事かを考えていた。
すると、突然。

裕ちゃん「たかー!! ゆめちーん!! ハト胸ー!! ウエディングー!! 聞こえるかー!!!」

ラブワゴンから去ったメンバーの名前を言い始めた。

裕ちゃん「最初4人いて、僕だけになっちゃったんで。これで、僕もなんか恋愛できませんとかじゃなくてみんなの思いもあるんで見つけたいです。」

裕ちゃんは、何かを吹っ切ろうとしていた。

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月明かりの下。

アスカ「ねぇ、火おこすためにはさ・・・。」
裕ちゃん「木か。」

消えた火を再び大きくするために、夜の薪拾いに。
すると、アスカ裕ちゃんが2人に。

裕ちゃん「見て、見て、見て、見て、月!」
アスカ「やば〜、また昇ってる!」
裕ちゃん「ね! ふふふ。」
アスカ「あっち行こ。」
裕ちゃん「アスカがいた!」
アスカ「アスカがいるよ。」
裕ちゃん「カレー持ってる。」
アスカ「カレー食べとくから見つけて。」
裕ちゃん「オッケー。」
アスカ「ふふふ。はっはっは。」
裕ちゃん「一生懸命やるわ。」
アスカ「わたし、カレー食べとくから。」
裕ちゃん「一生懸命やるわ。」
アスカ「ははは。はっはっは。」

アスカ「夕日とか月の空を一緒にキレイって思えるのっていいなあって思った。裕ちゃんは、今まで意識しすぎて、あんまり上手く話せなかったけど、何かお互い吹っ切れたのか話しやすくなってた。限られた時間、自由な時間を今まで無駄にしてしまってたのかもしれないってふと思った。もう一度、裕ちゃんと向き合ってみたい。」

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翌日、メンバーは、「台南」へ。寺院の町で、恋愛の神様である「月下老人」が有名。
その夜、メンバーが食事にやってきたのは、「花園夜市(Huayuan Yueshi,Flowers Night Market)」
台南で開かれる夜市の中で、一番大きな規模。メンバーも分かれて探検することに。

シャイボーイは、かすがと2人に。

シャイボーイ「うわー。」
かすが「いやなんか、あれもなんか買いたいねんな。」
シャイボーイ「何?」
かすが「今日ここに来た証になるもんというか。」
シャイボーイ「そうしよう! シャイとでよければ、ぜひ一緒に買いましょう。」
かすが「よっしゃー!」

しかし、突然、雷が鳴り始めた。

かすが「え、めっちゃ降ってきた。」
シャイボーイ「降ってきたわ。」
かすが「これ、本格的に強くなるやつや。」
シャイボーイ「えー・・・。」

スコールがやってきた。
でっぱりん裕ちゃんと2人でスコールの中にいた。
海では逃げてしまったものの、このままではいけないと思っていた。

裕ちゃん「強くなったよ。」
でっぱりん「え、がちやん! これもう終わりやろ、夜市。」

すると、裕ちゃんが。

裕ちゃん「まだまだ楽しみたいよ、俺。まだ、ソフトクリームとか食べてないし!」
でっぱりん「はははは。」
裕ちゃん「甘いもの食べてないし。」
でっぱりん「あははは。」
裕ちゃん「イカ焼き食べてないし。」
でっぱりん「かわいい〜! あっはっはっは。」
裕ちゃん「いっぱい食べてないやつ食べたい! 行く、じゃあ? 俺も濡れてもいいよ、全然。」
でっぱりん「ねぇ。」
裕ちゃん「じゃあ、行こうぜ。ついてこい、俺に。俺らだけだぜ、こんなバカみたいなの。」
でっぱりん「ははははは。」
裕ちゃん「傘ささないで歩いてるの。」
でっぱりん「いえーい!」

雨のおかげででっぱりん裕ちゃんと楽しい時間を過ごした。
そして、びしょ濡れのこの2人は。

かすが「ねぇ。傘って売ってへんの、傘?」
シャイボーイ「傘を探してみよう。」
かすが「でも、もう遅いか。」
シャイボーイ「あー、いや、遅くはないだろう。あそこまで行ってみよう。」
かすが「レッツゴー! いっけー。」
シャイボーイ「ふはははは。」
シャイボーイ「やっぱ、かすがさぁ、雨女なんだよ。」
かすが「だまれー! もうやる気ないやん、店〜。」

この雨のおかげで、2人の距離は一気に縮まった。

シャイボーイ「日本にいるときは、恋人たちの渦に巻き込まれるのが辛いので、祭りなどにはあまり足を運ばなかったが、今回、かすがとふたりで歩いてみると、すべてが楽しくてびっくりした。」

かすが「あ、まって。」
シャイボーイ「あ! かわいい。」
かすが「こういうのっぽいよ。」
シャイボーイ「かわいいよ。」
かすが「そういうの高くなさそう。」
シャイボーイ「ねぇ、かわいらしい。」
かすが「ねぇ、お店やってる?」
シャイボーイ「あ、これ足につけるの!」
かすが「あ〜、そうなんや、あ、でも、それでもいいかも。足結構出すし。」

2人は、アンクレットを購入。

かすが「おねがいします。」
シャイボーイ「失礼いたします。これ照れるね。」
かすが「いい感じ〜!」

シャイボーイ「アクセサリーを身に着けるのは好きではないが、これは別、大切にしよう。アクセサリーとは、こんなに人を動揺させるものなのか。知らなかった。おやすみなシャイ。」
かすが「お祭りとかに、女の子と来た事なかったって言ってたから、楽しんでくれていたら、嬉しいな。もう少し、シャイボーイと話したかったなぁ。」

かすがは、シャイボーイのことを気になり始めていた。

でっぱりん「ちょっと待っとって。」
裕ちゃん「いいよ、ここで?」
でっぱりん「ちょっと待っとって、うん。すぐ戻ってくるから。待っとって。」

裕ちゃんと別れたでっぱりんは、誰かを探す。
見つけたのは、アスカと一緒にいた、あきら

でっぱりん「あきらを貸してください。」
アスカ「あ、いいですよ。」
あきら「なんで?」
でっぱりん「一緒行こう!」
あきら「はい、はい、はい、OK。」

こうして、あきらをゲット。

でっぱりん「かわいい〜。えへへへへ。」
でっぱりん「ああああああ!!」
あきら「おいっ!」

2人は、ダーツを楽しむ。
その後、2人で露店を巡り、にんじんボールペンを2個購入した。

でっぱりん「かわいいね。」
でっぱりん「はい! 謝謝〜。」
あきら「謝謝〜。」

でっぱりん「裕ちゃんみたいな人と出会ったことないし、あきらみたいな人と出会ったこともないし、うん・・・・。はあ〜〜。」

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そして、でっぱりんはその後、ラブワゴンへ。
ドライバーにチケットをもらう。

台南の「神農老街」で、でっぱりんは、一人待つ。

そこにやってきたのは、なぜか、シャイボーイだった。

でっぱりん「ははは。」
シャイボーイ「座っていいですか。」
でっぱりん「その歩き方。3秒待って座っていいよ。」
シャイボーイ「こんばんは。」
でっぱりん「元気?」
シャイボーイ「元気。」
でっぱりん「落ち着くわ、その顔。」

実はでっぱりん、自身を落ち着かれるため、シャイボーイを練習台にしていた。

シャイボーイ「どうした?」
でっぱりん「いや、わたし決めたけんさ。シャイもがんばれよ。」
シャイボーイ「ああ、誰かに決めたんだな。」
でっぱりん「うん。」
シャイボーイ「俺じゃないな。」
でっぱりん「はははははは。」
シャイボーイ「シャイじゃないわけね。大丈夫ね?」
でっぱりん「あはははははは。」
シャイボーイ「あーそっか。びっくりしたー。」
でっぱりん「な訳ないやろ。もし、そう思ってもさ、そんな口に出さんやろ、普通。出しちゃダメやろ。俺じゃないよな?とか。そういうとこよ、ダメなとこ。」
シャイボーイ「はははは。あーそうか、決めたのか。よかった、決められて。」
でっぱりん「もういいんですけど。」
シャイボーイ「へ。」
でっぱりん「もういいんですけど。」
シャイボーイ「もういいんですけど?!」
でっぱりん「はい、じゃあね、バイバイ。」
シャイボーイ「本当に?」
でっぱりん「来た道を帰ってください。しつこい男は嫌われるよ。」
シャイボーイ「じゃあ、行くか。でっぱりん頑張って。」
でっぱりん「バイバイ。じゃあね、明日。」

シャイボーイ「たまに見せてくれる。まっすぐな瞳と言葉が好きだった。精一杯、気持ちが届くことを祈ろう。おやすみなシャイ。」

この後、告白が始まる。

(#13に続く。)

posted by みやもっつ at 01:00| あいのり Asian Journey